すべては自己責任
吉本の岡本社長の会見の後、若手芸人が自分のギャラについての不満をぶちまけていますが、そういうのを全部承知のうえで吉本に入ったのなら、文句を言う筋合いはないですよね。
自分のところの社員や芸人を
「ファミリーだと思ってる」
とか、そういう精神論で丸め込もうとするところは基本ブラック企業です、
会社が「ギャラは5:5」と言っていても、実際は自分の儲けから無能なマネージャーや営業にたくさん搾取されているんでしょう。
しかしブラック企業だとわかったうえで、
・吉本には劇場がある
・吉本には養成所がある
そういうブランドの力に頼ろうとしたわけですよね?
それなのに自分に降りかかる不都合が
「そうだとは知らなかった」
と言うなら、それは自分のリサーチ不足のせいだし、
「対価が不当だ」
と言うなら、訴えるなり、もっといい待遇のところに移るべきです。
それが出来ないのは
・NSCで育ててもらった恩義がある
・NSCで相方を見つける事が出来た恩義がある
・いつか劇場に立たせてもらえるかもしれない
などの想いがあるからでしょうか?
しかしそういう心の弱みに付け込んでくるのがブラック企業です。
自分の生活がかかっているんだから、もっとドライに断ち切るという判断をすべきです。
それでもどうしてもそのブランドの力を捨てきれないのであれば、どうすれば今の環境を改善出来るようになるか知恵を絞り、動く事です。
・先輩や後輩の誰を味方につけておけば自分に有利に働くか
・どうすればライバルを蹴散らして自分がのし上がる事が出来るのか
姑息かもしれませんが、そういう事を考えていかなければ生き残っていけません。
仲良しこよしでみんなが幸せになるなんてありえないのです。
今の世の生き方
吉本だけの話でありません、有名ブランドで働きたいと思う人はたくさんいるでしょう。
しかし大企業だからといって福利厚生がしっかりしているという保証はどこにもないですし、新人を丁寧に育ててくれるという保証もないわけです。
いつの世も弱者は虐げられ、強者しか生き残っていけません。
その状況を自分の力で覆そうともせずに、上司や他人のせいにして、ただただ喚いているだけではどこかの韓国と何も変わらないですよね。
「今は奴隷でもいつかのし上がってやる」
という覚悟で入ったのなら、我慢しながらチャンスを狙うべきだし、
そうでないなら自分の都合のいいところまで利用して、もっと待遇のいいところへ移りましょう。
それが終身雇用制度の崩壊した今の生き方です。