12年働いても手取り14万円は他人事じゃない
都内の企業に12年間勤務して手取りの月給が14万円だという会社員が「日本終わってますよね?」と言うWEBユーザーに対し、「ホリエモン」こと堀江貴文氏が7日にtwitterで
「日本がおわってんじゃなくて『お前』がおわってんだよwww」
とツッコんだ件が話題になってます。
実力を上げて昇給してもらったり、もしくはもっと実力を認めてもらえる企業に転職せずに、自分の無能さを他人のせいにしている事についての批判が上がっています。
私は4度の転職をしましたが、最初の転職をしなければ、私も同じように12年勤務して手取り14万円の人生だったと思います。
私は最初の会社には高専卒で入って17.5万円の初任給でスタートしました、手取りにすると13万円くらいだったと思います。
しかし1年目の昇給が1,700円、2年目の昇給が2,000円くらいだったので、
「このペースだと30万円もらうためにはあと何十年働かなければいけないんだ!」
と思い、初めての転職を決意しました。
初めての転職をして、次の会社での1度目の昇給は5,000円くらい上がったので、転職して良かったと思ったものです。
逆に転職しなければ、10年働いても基本給が20万円以上にならなかったかもしれません。
昇給しない理由
昇給しない理由は単純です。
・利益を出していない
・成長していない
私は最初の会社では某携帯電話会社の職場に出向して、携帯電話関連のテスターをやっていました。
テスターというは動作確認の仕事です、だから特別な能力がなくても教えられれば誰でも出来る作業です。
ずっとテスターだから、ずっと同じ作業なので、ずっと成長しません。
またその職場の動作確認の仕事は日中行われますが、夕方以降に今度はその動作確認の解析作業やレポート作業があるので、
毎日20~22時帰りで、毎月60時間くらいの残業が発生していました。
基本給が低いうちの若い時は「残業代がもらえてラッキー」と思いがちです。
しかし残業代をもらう方としてはその時は得ですが、残業代を払う方としては会社の利益を減らす行為なので、その分賞与や昇給が期待出来なくなるのです。
そう考えると、残業代をもらっているうちは昇給がなくても生活出来るけど、10年後、20年後に、急に残業が発生しない環境になったら生活出来ない、という危機感が生まれたのです。
給料を上げていくためには
昇給を期待するための会社選びのポイントはこれとは逆です。
・会社が利益を出していそう
・仕事を通して自分が成長出来そう
利益が出ているなら、賞与も昇給も期待出来ます。
自分が成長する事が出来れば、任せてもらえる仕事の種類や量が増えて、それに伴って昇給が期待出来ます。
仕事は毎回教えてもらうものではありません、むしろ自分の成長を他の社員に還元してあげられる立場になれれば、リーダーやマネージャーという役職手当が貰えるポジションになる事も出来ます。
生活するためには稼がなければなりません、稼ぐためには給料を上げていかなければなりません、給料を上げていくためにはどうしたらいいのかまで考えるようにしましょう。