退職金制度
今の会社が福利厚生の見直しで退職金制度の導入を考えています。
私は「え、今から?」と思っているのですが、他の社員はかなり「退職金制度欲しい」と期待しています。
退職金制度とは会社を辞める時に勤続年数に応じた金額を受け取れる制度です。
定年退職でなくても受け取れますから、私は1社目と2社目の時に「勤続2年以上」という条件付きで、会社を辞める時にほんのわずかばかりですが退職金を受け取りました。
1社目と2社目はそこそこ大きい会社だったのでそういった制度があり、3社目と4社目は社員数の少ないベンチャー企業で退職金制度はありませんでした。
今の会社も小さい会社なので退職金制度がないのは普通の事だと思っていました。
退職金の財源
会社を辞めると収入がなくなるので、その時にまとまったお金が手に入るのは便利なものです。
つまりは保険と同じ考え方なので、退職金をもらうまでの間、会社でお金を積立ててもらわなくてはなりません。
そして今まで退職金のための積立というのをやってきていませんから、これから積立ていくことになるわけです。
退職金制度を導入した場合、毎月もらえる給料から退職金積立の分が引かれていってしまうわけですが、「退職金制度欲しい」と言ってるみんなはこの事を忘れているように思います。
何もないところから退職金は生まれませんから、そのための財源をこれから作らなければなりません。
今まで積立ていませんから、これまでの勤続年数も関係ありませんよね?
勤続年数10年の人も3年の人も、今から積立たらもらえる金額は同じはずです。
そこで違いが生まれたら考え方がおかしいですよね。
制度化するほどのメリットはあるのか?
まだまだ小さな会社ですから、これから社員が10倍、20倍になる事も考えづらいわけで、積立ていく金額が急激に増える事もありません。よって
・毎月の給料を減らされてまで退職金制度が欲しいか?
・自分でちゃんと貯金すればいいだけじゃないか?
・わざわざ制度化するほどのメリットはあるのか?
と思うのは私だけでしょうか。