売上高じゃなくて利益が大事
あくまで正社員という前提で、
今いる会社で自分のお給料を上げていくためには、
自分一人が頑張ったところで、
会社が儲からなければ話になりません。
なので、
・自分がどう働かなくてはいけないか
・会社がどうならなければいけないか
の両方の視点が大事です。
儲けというのは利益です、売上ではありません。
売上 - コスト = 利益
1000万円の売上に対して1000万円以上のコストをかけたら赤字になるのです。
それはどの職種でも同じ事です。
利益
利益には大きく3種類あります。
・粗利
・営業利益
・経常利益
この最後の経常利益が会社に残る最終的な利益で、これが儲からないと給料は上がっていきません。
順番に見ていきましょう。
・粗利
売上 – 製造コスト = 粗利 です。
売上から、それを作るための人件費や材料費を引いたものが粗利です。
・営業利益
粗利 – 営業コスト = 営業利益 です。
仕事をもらうための活動に使った人件費や諸経費が営業コストです。
・経常利益
営業利益 – その他諸経費 = 経常利益
分かりやすく省略するとこうなるので、
営業利益と経常利益はほぼ同じだったりしますが、
例えばオフィスの家賃や光熱費などを差し引いて、最後に会社に残るのが経常利益です。
利益があるから給料を上げられる
利益がたくさん残るから、会社は
「アイツの給料ここまで上げても会社は赤字にならないだろう」
って給料を上げてくれるのです。
我々はこの経常利益がたくさん会社に残るように努力しなければいけません。
エンジニアとしては、
・なるべく少ない時間で目的のものを作って粗利を上げ、
・品質の良いものを納品して次も仕事をもらえるように信頼関係を構築する事で営業コストを下げ、
・社員として会社の備品などを無駄遣いしない事で経常利益を出す
事までを意識する事が大事なのです。
そしてそれは会社に所属する人全ての積み重ねです。
前の会社では・・・
前の会社の時に、SE(システムエンジニア)からPL(プロジェクトリーダー)やPM(プロジェクトマネージャー)になって、
先輩に使われる立場から後輩を使う側の立場になり、
そういった利益率を考えた時に、
「あー、この会社ではどうやってもこれ以上給料上がらないな・・・」
と感じるようになったのは皮肉なものです。
「なんであれにお金を使うんだろう?」とか、
「給料が高いだけの無能がいっぱいで、育ち盛りの子の給料が低いな」とか、
前の会社ではそういった事がたくさんあり、転職の決意を後押ししました。
そのあたりの話はまたいつか。