もうすぐ2019年参院選
「年金2000万円問題」「参院選」
と来ると、
「政権交代」
を思い出しますね。
ちなみに私は自分が無職になった時の事を思い出します。
リーマン・ショック
最近話題にもなった「就職氷河期世代」という言葉がありますが、正確には今まで就職氷河期は何回かあったらしく、私はリーマン・ショックの被害者になります。
私は今で5社目ですが、リーマン・ショックは2社目の時に起きました、2008年くらいの頃でしょうか。
それまでは会社の業績は絶好調で、上場の手続きを始めていたくらいだったのに、
どんどん仕事が取れなくなって会社の業績もどんどん下がっていきました。
賞与も最大で月給の2.2ヶ月出た事もあったのに、2009年の夏の賞与は0.2ヶ月分しか出ませんでした。
そして私はこっそり転職活動しているのが会社にバレて、辞めるように圧力をかけられて2009年9月に失業しました。
ちょうど民主党に政権交代した時期です。
ねじれ国会
絶好調の小泉政権から第1次安倍政権に引き継がれてすぐに「消えた年金」問題が出て、国民の怒りが大爆発、
参院選で野党第1党だった民主党が勝利し、衆議院は自民党、参議院は民主党が過半数を占める「ねじれ国会」になりました。
安倍政権が退陣した後は福田政権、麻生政権になるわけですが、このタイミングで世紀の世界大不況リーマン・ショックが起きました。
「ねじれ国会」になると衆議院で通過した案が参議院で否決されるという日々が繰り返されました。
なので、世界各国は徐々に経済回復のための手を打っているのに、日本では経済対策が全然進まなかったのです。
就職、転職がうまくいかない事に加えて、企業の「学生の内定取り消し」も社会現象になりましたね。
国会中継を見ていて今でも印象に強く残っているのは、当時の福田総理が
「あれもダメ、これもダメ、じゃあどうしろっていうんですか!」
と言ったら、野党の皆さんは
シーーーーーーーーーーーーン
として、何も対案を出さなかった事でした。
私はこれを見た時から、つまり政権を取る前から民主党が嫌いでした。
そもそも
自民党は「経済が良くなれば景気が良くなる」
民主党は「景気が良くなれば経済が良くなる」
という真逆の考え方で、だから経済対策は後回しにされました。
さらに民主党政権内でも内輪揉めが始まり、政策は遅れに遅れました。
なので、当時の働き盛り世代の20~30代、今の30~40代の世代は、経済対策をやってもらえなかった犠牲者という事で、今でも民主党が嫌いなんじゃないですかね。
無職になった後の地獄の日々
無職になった私は市役所とハローワークの往復をする日々と、あとはゲーム三昧でしたね。
市役所とハローワークには
・失業保険の手続き
(失業保険は失業した日からすぐにもらえるわけではないので注意)
・社会保険から国民保険への切り替え
(会社に属していないため、個人で契約する必要があります)
・生活保護の手続き→職業訓練校入学の手続き
(失業保険をもらえる時期が過ぎて、その後生活保護を受給するには意欲的に就職活動をしている姿を見せる必要があるので、そのための手続き)
・家賃補助の手続きとそのための引っ越しの手続き
(失業中は家賃を補助してもらえる制度があるが、そのためには53,700円以下の家賃である必要があったので、そのための準備)
に訪れましたが、転職活動以外はヒマな時間が続きました。
なのでX-boxを買って、RPGゲームをやる毎日でした。
・ラストレムナント
・スターオーシャン4
・エンドオブエタニティ
職業訓練校に入学するまでの4ヶ月間に3つのRPGをクリアしましたね。
職業訓練校に入学した後から就職先が見つかるまでは地獄の日々が始まりました。
・職業訓練校で学ぶ内容は広く浅くだから就職活動で決め手にならない
・生活保護を受給中はアルバイトなどで別の収入を得てはいけない
・生活保護を受給しながら半年間職業訓練校に通ったが就職先が見つからず、受給が終了する
・貯金もなくなり、冷凍倉庫や運送会社の深夜バイトなど、日雇いのアルバイトにも何日か参加
・それでも生活出来ないから、親に補助してもらう
その後「スマートフォン」というものが日本に上陸し、その波に乗ったおかげで就職することが出来ました、それが2011年の2月です。
職を失ってから2回も年を越したんです。
その頃にはすでに菅政権になっていて、そしてその後東日本大震災が起きたのでした。
私の人生を左右した参院選
・ねじれ国会にならずに経済対策がされていたら、
・リーマン・ショックが起きなければ、
・そもそもねじれ国会になる原因の「消えた年金」問題さえなければ、
私の人生は全然別のものになっていたでしょうね。
そして同じような問題を抱えたまま迎える2019年参院選、またねじれるのか、ねじれないのかに注目です。