もともとはAndroidユーザー
長らく使ったiPhone6からiPhone11に機種変更しました。
ホームボタンやイヤホンジャックのない日々に慣れる日は来るでしょうか。
私はiPhoneを使い始めたのはiPhone5からで、それまではAndroid端末を使っていました。
もともと無職という地獄からAndroidアプリエンジニアとして這い上がった経緯でしばらくはAndroid端末を使っていましたが、仕事をしているうちにiPhoneアプリの作り方も覚えていき、両方の端末の使ようになりました。
そして自分の普段使う端末はiPhoneにシフトして、Androidは2台目として安いタブレット端末を持つようにしました。
理由は簡単にまとめるとiPhoneの方が動きが安定しているという事に尽きます。
iPhoneはOSも端末もAppleが作っていますが、AndroidはOSはGoogleがオープンソースで提供していますが、端末は各メーカーが作っています。
複数社の連携が必要なAndroidだと、どうしてもどこかでほころびが発生してしまいます。
その中でも自分が不満なのはOSのアップデートです。
OSバージョンアップの仕組み
OSバージョンには3つのランクがあります。
ドット区切りで左から順にメジャー、マイナー、マイクロになります。
マイクロバージョンアップは軽微な不具合の改修などが行われます。
マイナーバージョンアップは少し大きな規模の改修や小さな機能追加などが行われます。
メジャーバージョンアップは大きく機能を追加したり削除したりする大規模な改修が入ります。
これはiOSもAndroidもほとんど同じです。
OSのアップデートが入ると、今まで動いていた機能が動かなくなる可能性があります。
そのため端末を販売している側としては、アップデートして動く保証がなければアップデートを案内したくありません。
端末が動かなくなった後のユーザーからの問い合わせ対応が増えるのが嫌だからです。
Androidの場合ですと、GoogleがまずOSのアップデートを発表します。
すると次にそのOSで動く端末を販売しているメーカーの動作チェックが入ります。
メーカーのチェックをパスすると、次はその端末を販売しているキャリア(docomo, au, softbankなど)の動作チェックが入ります。
キャリアのチェックをパスしてようやっとユーザーにOSアップデートの案内が来るのです。
そのため、メーカーやキャリアで動作チェックNGになると、それ以降その端末でOSのアップデートの案内が来る事は困難でしょう。
AndroidはOSバージョンアップ出来ない事が多い
iOSのメジャーアップデートはほぼ決まって1年に1回ですが、
Androidはメジャーアップデートの間隔が1年よりも短くなっていっています。
OSの動作が不安定な2系の時代を経て、4系で長らく安定した期間があり、その後5系からどんどん機能を追加したり削除したりしてきました。
そんな中で私が今まで何度か購入したAndroid端末はマイナーバージョンアップはあっても、メジャーバージョンアップする事はありませんでした。
メーカーかキャリアのどちらかの動作チェックで、バージョンアップしたらこの端末は動かないと判断されたのでしょう。
そのため、OSがバージョンアップしても新しい機能を体験出来ないのです。
iPhoneはOSも端末もAppleが作っているのでAppleがOSアップデートのゴーサインを出すだけですが、
AndroidはGoogleと端末メーカー間でどうしてもタイムラグが発生してしまいます。
結局どの端末を買うのがいいのか
だからでしょうか、とうとうGoogleもGoogle Pixelという端末を開発、販売してきました。
OSの新しい機能をどんどん体験したい場合はGooglge Pixelを、各メーカーの独自の機能や性能を使いたければそちらを購入するという判断をするのがいいと思います。
しかし必ずしもAndroidよりiPhoneの方が優れているというわけでもありません。
iPhone11では5Gの導入を見送られました。
5Gに対応した端末はすでにAndroidでは販売されていますので、その端末を持っている方が先に5Gの体験をする事が出来ますし、来たる5G時代に何をもたらす事が出来るのかを考えるうえでもアドバンテージがあるわけです。
2020年に何を体験したいのかが、端末選びのポイントになるはずです。