新卒の入社後
新卒は入社後、数日間または数週間、新人研修を受けます。
新人研修の内容としては、電話の取り方や、名刺交換のやり方などのいわゆるマナー研修がメインです。
新人研修が終わったら、実際に先輩社員の下について、実務を通して仕事を学んでいきます、これがいわゆるOJTといわれるものです。
学校では仕事のやり方というものは何も教えてくれませんから、新卒というのはこうやって育成していくのです。
人材派遣会社の新卒
しかし人材派遣会社、SESは人材をお客様先に派遣して儲ける事業なので、
派遣される側の社員はお客様のもとで仕事をすることになります。
つまり、お客様のもとで新人教育が出来るのか?という事です。
これは出来る場合と出来ない場合があります。
出来る場合というのは、案件単位で仕事を受注する場合です。
案件単位の受注であれば、納期に間に合いさえすれば、そこに人数を何人かけてもいいので、
客先の現場への入場の手続きさえ問題なければ、お客様先に新人を入れる事が出来ます。
出来ない場合というのは、人数単位で仕事を受注する場合です。
「◯◯が出来る人を◯人、◯ヶ月ください」
というような依頼の場合です。この時に、会社としてはなるべく先輩社員に新人を付けたいので
「一緒にウチの新人もどうですか?」
という提案をしてみるのですが、
「新人?そんなのいらないよ。プロフェッショナルだけください」
という事になるのです、まぁそれはそうですよね。
よって、この場合に新人を現場に送り込むのは相当難しいのです。
なりふり構わない
しかしだからといって、新人をどこにも派遣する事が出来ずに待機させていると、それだけで会社のコストになってしまいます。
なので会社はなるべく派遣先が見つからない、いわゆる待機組を作らないように、どこでもいいから派遣しようとするのです。
「誰でもいいから人が欲しい」
と言ってるようなところです。
売上さえ立てる事が出来れば、別に新人を先輩社員の下に付けなくてもいいやという結果になってしまうのです。
なので、私は新卒の頃、先輩もいないところに1人ぼっちで派遣されていました。
人材派遣会社、SESは新卒を育てる気なんかありません。
私という存在こそがその証拠です。
甘い言葉に騙されるな
新卒になる人は絶対にそんな会社に入社してはいけません。
「勤務地は最大限希望を考慮します」と書いてあってもそれは嘘です。
待機組になるぐらいだったら、仕事のあるところに転勤させられます。
転勤を拒否したら解雇になります、私の同期は解雇になりました。
人材派遣会社の事は絶対に信用してはいけません、
彼らは派遣させるための人材を確保するために、
希望はなるべく考慮しますとか、残業は少なめですとか、とにかく甘い言葉で勧誘してきますが、
それは入社してからすべて嘘だったという事を思い知らされます。
もしも間違って入社してしまったら、その入社を間違いだと気づく事が出来たなら、すぐに辞めて第2新卒枠での転職をしましょう。