ハッカソンとアイデアソン
私は時々土日に開催されているハッカソンやアイデアソンに参加する事があります。
ハッカソンとはハックとマラソンを掛けた造語で、ある特定のお題について、限られた時間の中でビジネスアイデアを考えて実際に動くサンプルを作るまで、
アイデアソンとはアイデアとマラソンを掛けた造語で、こちらはビジネスアイデアを考えるまでの事です。
そのコンテストで入賞すると賞金や商品をもらえたりする事もあるので、自分の腕試しに出るのはとてもいい事だと思っています。(※賞品がないものもあります)
ただしそこで考えて発表したアイデアには著作権がないので、自分のアイデアを主催者を含めた他者に盗まれてしまうというデメリットもあります。
チームで参加する事も、個人で参加する事も出来、個人で参加すると他の個人参加者とチームを組むような形になるのが多いです。
Mushup Awardsという団体がよくハッカソン・アイデアソンを主催しているので、チェックしておくと良いでしょう。
過去参戦して有意義だったハッカソン・アイデアソン
私が過去に参戦した中でとても有意義だったものをいくつかピックアップします。
レコチョクハッカソン
着うたなどを提供するレコチョク主催のハッカソンです。
この時作ったものが表彰されて、とても豪華な無線コンポを賞品でゲットしました。
ミュージシャンズハッカソン
現在活躍中のミュージシャンや作詞家・作曲家さん達を交えてチームを作って、チーム対抗戦で競い合う会でした。
私が昔好きだったアーティストが参加するのを知って、ミーハー気分で参加して、しっかり記念撮影してもらいました。
郵便アイデアソン
郵便局を運営する日本郵便主催のアイデアソンです。
ハガキは年賀状以外の売上が全然ないので、ハガキの売上を上げていくアイデアを考えるというものでした。
たった半日アイデアを考えるだけの会でしたが、入賞した時の賞品がとても豪華でした。
パナソニックの特許技術を使ったアイデアソン
パナソニック主催のものですが、アイデアソンなのに丸2日間もかけた会でした。
アイデアを考えるだけでなく、どのように収益に結びつけるかまで考える、事業プランを練るような内容でした。
勝つためのポイント
その1:協賛企業がいるかどうか
主催者以外に、他の企業がPRのために協賛として参加する事があります。
「今回のアイデアを考えるのに、うちの製品が使えませんか?」
と売り込んでくるためです。
もし協賛企業が参加して、サービスや製品の紹介をしてきたらそれはアイデアに積極的に取り入れるようにしましょう。
それを取り入れないアイデアを考えてもいいのですが、協賛企業の方が評価の審査員としても参加する事があります。
審査員のご機嫌をとる事も大事ですし、優勝・大賞を逃しても「協賛企業賞」のような副賞が用意されている場合はそれが狙えますので、賞品を狙っていきましょう。
その2:評価するのは誰か
アイデアや成果物を最後に評価して賞を決めるわけですが、その評価するのは誰でしょうか?
主催者自身や、主催者が用意した審査員である事がほとんどですが、参加者全員投票のような場合もあります。
参加者同士で投票するようなものであれば、なるべくキャッチーで分かりやすく、楽しいアイデアで十分です。みんなが投票したくなるという事が重要だからです。
しかし評価するのがちゃんとした審査員である場合は、発表するアイデアが
・すでに世の中にあるものと競合しない
・実現性がある
・収益につながる
というビジネス視点までちゃんと落とし込めている事が重要です。
これが出来ていると、審査員から「一緒に仕事しましょう」と声がかかる事にも繋がる可能性があります。
参加する事のメリットはたくさん
たとえ賞が取れなくても、参加する事自体にメリットがたくさんあります。
最初に「アイデアを盗まれる」というデメリットについて記述しましたが、しかしメリットの方がたくさんあります。
ハッカソンやアイデアソンには技術者だけでなく、いろんな業種の人が参加します。学生が参加してくる事もあります。
・同業種の会社の人と接点を持てる
・異業種の会社の人と接点を持てる
・主催者や協賛企業と今後ビジネスに発展する可能性もある
・いろんな業種の人の意見を聞く事で新しいインスピレーションがわく
・自分の技術や自分の会社の事を参加者に売り込める
最後の懇親会にも参加して、名刺交換などでちゃんと人脈を広げ、ビジネスの幅を広げていきましょう。