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入社理由を「社員の人柄」なんかで決めてはいけない

入社理由を「社員の人柄」なんかで決めてはいけない
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転職サイトの口コミにて

今回はとある転職サイトの口コミ投稿を見て、「それはそうだわ!」と共感するものがあったのでご紹介します。

投稿されていた内容は以下の通りです。

面接してくださった方がとても気さくでフラットな関係がある組織文化だなと思って入社を決めました。

また最終面接では代表の方が1対1でこれまでの人生やこれから進みたい方向性に向けて語ってくださってとても良い会社だなと感じました。

組織文化や人柄はとても良いなと入社してからも感じました。ただ面接を担当してくださった方と一緒に仕事をするわけではなかったので

人柄を一番の理由にするとすこしリスクがあるかなと思いました。

「面接を担当してくださった方と一緒に仕事をするわけではなかったので」

それはそうだわ!

会社の規模やレベルによっては、書類審査と面接の他に入社試験があったり、入社試験はないけど面接が複数回あったりします。

小さい規模の会社で「今すぐ人を雇いたい」というところは、入社試験もなく面接1回で終わりという事もありますし、

逆に、内定をもらうにはレベルの高い会社では4次面接5次面接まであったりします。

例えば内定まで面接3回の場合だと、

1回目:人事担当者

2回目:現場責任者

3回目:代表取締役

との面接になる事が定番かと思います、おそらくこの書き込みをした方もそうだったでしょう。

 

しかし1次面接では「面接される」というよりは、むしろ人事担当から会社の説明を聞いたり、お互いに対する認識を合わせるための場

で、「特に不明点がなく、入社したい思ったら、次の面接に進みたいという意思を教えてくれ」という感じなので、

よほどの事がない限りはここでふるい落とされる事はないです。

ここで落とされるくらいなら、その前の書類審査で落とされています。

 

2次面接では、人事担当が本気の面接モードに入るのと、配属する事になるかもしれない現場の責任者を1人、もしくは複数人連れてきて、

1 対 複数人での面接になります。

現場責任者からは、どんな能力を持っているか、今までどんな経験をしてきたかを問われます。

逆に、こちらから現場責任者に、「実際の現場はどんな感じで仕事するのか」という事を質問する事が出来ます。

ここで現場責任者に「能力不足だな」と判断されたら、ここで落とされます。

 

3次面接、つまり最終面接が社長面接だった場合は、ここまで辿りつけば落とされる心配はあまりありません。

2次面接をクリアしたのなら、能力は足りていると判断されているので、

社長面接では、会社の方向性やマインドに共感出来るかという事が問われます。

なので、それに共感できる、ここで働きたい、と思えれば、ほぼ内定は間違いないでしょう。

面接者の直属の部下になるわけじゃない

しかし、面接してくれた各担当者の人柄が良さそうだったとしても、

1次面接の人事担当者の部下になるわけでもないし、

最終面接の社長の直属の部下になるわけでもない、

あるとすれば2次面接の現場責任者の部下になる事ですが、

必ずしも面接してくれたその人の元に配属になるとは限らないし、

配属となったとしても直接面倒を見てくれる事はないでしょう。

普通は先輩社員のもとでOJTする事になります。

それに、人柄に惚れて入社を決めても、実際に部下になってみたら性格が全然違ったなんて事は当たり前にあります。

入社してもらうまでは、年齢や入社希望とかいう事に関係なく、「社外の人」になるわけで、

つまり外部の人に対してはいい印象を持ってもらうためのコミュニケーションを取るものです。

しかし入社したらもう「内部の人間」になるので、手のひら返して全然違う性格になったりするわけです。

なので、この書き込みの通り「人柄を一番の理由にするとすこしリスクがある」というのは当然なのです。

ブラック企業の謳い文句に騙されるな

「アットホームな職場です」

「風通しの良い職場です」

なんていうアピールはブラック企業の決まり文句みたいなものですが、

「社員の人柄が良さそう」

も似たようなものです。

そんな数字に置き換えられないような要素を入社の理由にしてはいけません。

・自分の能力が活かせそうか

・給料は多そうか

・業績はいいか、最近の賞与はどれくらい支給されているか

・休日は多いか

・福利厚生はしっかりしているか

まずはそれらの要素で良い条件の会社を選びましょう。

社員の人柄が良さそうかどうかなんて、その後です。

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