とにかくアナログ
今の会社には何かと不都合が多いんです。
まず入社してすぐに、デスクトップPCと筆記用具が与えられ、ノートPCが与えられませんでした。
ノートPCとディスプレイを支給するのが今の時代の主流だと思うんですが、ノートPCを与えない理由は
「情報漏洩が怖いから」
というダサい理由でした、情報漏洩対策ってそういう事じゃないだろうに。
こうして、会社には外出時に持ち出す用のノートPCしかありません。
他にも、紙のタイムカード、手書きの日報、FAXなど、とにかくアナログなものに溢れています。
WordやExcelで文書を作成しても、会議の時はモニターに移さずに、人数分印刷したがります。
なんて地球に優しくない会社なんでしょう。
「風土が大事だから」
そんな中「社内の業務改善を行っていきたい」というので、私からは
紙のタイムカードや手書きの日報を廃止して、勤怠管理のシステムの導入をしましょう
と提案しました。
しかしプレゼンして10秒で却下されました。理由としては、
勤怠なんていう大事な情報を社外のサービスに持ちたくない
という事でした。セキュリティの面を考えれば確かにそうかもしれません。そこで、
だったら社内に工数管理のシステムを導入して、手書きの日報は廃止しましょう
という提案しました。しかしこれも却下されました。
手書きの日報は印刷して保管しておく必要があるという事でした。
手書きの日報も、結局後で集計する時に手動で計算しなければいけないので大変だからやめましょうと提案しているのに、却下する理由は何なのか問いただした結果が
「手書きという風土が大事だから」
という事でした。
手書きの方がちゃんと仕事した感が出ると言うのです。
それはノートに手書きをした方が覚えやすいという受験生の考え方ですよね。
理論的ではなく、感情的な考え方です。
その考えをすべての社員に押し付けるのはどうなんでしょう、まるで宗教みたいです。
「社風」という単語をこの世からなくして欲しいです。
こちらは不便だから辞めましょうと言っているのに。
社外向けの書類をペーパーレス化しましょうというのは、まだ難しいかもしれませんが、
せめて社内向けの書類はペーパーレス化を初めていくべきです。
古い考え方から脱却を
ペーパーレス化なくして、どうやって日々の業務を改善しろというのか。
時代は進み、今は便利なツールで溢れています。
古い考え方から脱却し、時代に合った、社員が働きやすい環境を整える事も会社を経営するうえで必要な事です。