携帯電話を支給するという文化
会社が社員に携帯電話を支給するという文化があります。
会社が不測の事態や緊急時に社員を呼び出す時に携帯電話を鳴らしますが、
・プライベートと仕事を切り分けるため
・個人情報の流出を抑えるため
・外出先から仕事の電話をする時の通信費
といった理由から会社から携帯電話を現物支給する事があります。
通信環境が成熟し、個人が端末を複数持つ事が珍しくなくなった昨今においてはこれは当たり前のようになっています。
チャットアプリのインストール
スマートフォンが仕事にも生活にもなくてはならないものになった今の時代には、
「電話」「メール」以外に「チャット」という選択肢が増えました。
お客様との直接のやり取りもチャットを使う事が多くなりました。
Skype、slack、chatworkなど、まずは無料で使う事が出来るものがたくさんあります。
チャットを使う利点は非常に多いです。
・電話だとエビデンスが残らないがチャットであればメールのようにエビデンスが残る
・メールほどかしこまる必要はなく気軽に使える
・複数人同時の会話グループにする機能がある
・添付ファイルを載せられる
etc…
上記のような利点から、わざわざ保守用電話を持たせなくても、会社指定のチャットアプリのインストールだけで済ませる会社も多くなってきました。
携帯電話を1台持たせるよりもコストを抑えられるというメリットもあるからです。
さらに会話だけでなく、ビジネス用にAPIを解放しているものもあるので、例えば
・サーバーの負荷が高くなった時の通知
・障害報告
・通報
などにも使う事が出来るので、利用の幅はさらに広がりました。
PUSH通知のストレス
チャットアプリのいいところはもう1つ、PUSH通知が届く事ですが、
しかし「気軽に使いやすい」ためにこれが大量に届くのがストレスになります。
日中であればまだ良いですが、みんなが寝ている夜中に大量に届くのが非常に厄介です。
例えば「サーバーの負荷が一定の閾値以上になった時にPUSH通知を送信する」という設定にしていた場合、
閾値を超えたところでPUSH通知が送信され、負荷が治って再度負荷が高くなったらまたPUSH通知が送信されるという事を繰り返す事になります。
PUSH通知受信の音とバイブがずっと鳴り続けるのは非常にストレスです。
また、夜中にPUSH通知が届いて
「緊急事態か!?」
と思って飛び起きてメッセージを開いてみたらグループの世間話だったなんて時も非常にストレスです。
便利であるからこそ、こうやってプライベートな時間まで侵食されてきてしまうという事があります。
お互いに気をつけたい事
「PUSH通知が届いたら迷惑かもしれないな」と相手を気遣うようにしてください、その為に出来る事はあります。
まず個人対個人の会話では会話の度にPUSH通知が送信されてしまいますが、グループチャットの場合は異なります。
グループの場合は相手を指定した場合のみPUSH通知が送信されます。ですから、
・グループの特定のメンバーから返事が欲しい場合は相手を指定する
・特に返事しなくていい、流し読みしてくれていればいい場合は相手を指定しない
という使い分けをしましょう。
これによって無関係の人に余計な通知を送信せず、迷惑をかける事が減ります。
仕事とプライベートを分ける為にも、そのあたりの気配りに注意をしましょう。